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メキシコ・シティを拠点とするこの事務所が1979年以来貫いてきたアイデンティティは、使用する形式、言語、素材を規定する内部イデオロギーが存在しないことに由来する。

パスカル・アーキテクトスにとって、各作品は、利用可能な資源から社会環境や場所に至るまで、独自の条件要因の結果であり、各プロジェクトにおいてすべてが徹底的に分析される。

そのコミットメントは同時に、顧客やエンドユーザー、そして環境や都市に対しても向けられている。 これらはすべて、新素材や新技術の実験と結びついた独自の研究プロセスに基づいている。

同社は多機能グループから構成されており、類型による専門化は創造性を制限する要因であるとして、その発展の基盤としていない。 そのため、パスカルは、住宅、企業、ホテル、レストラン、寺院、コミュニティーの儀式スペースなど、あらゆるタイプの仕事をこなし、ケースに応じて、建築、インテリアデザイン、家具、照明、造園に至るまで、さまざまな開発を行っている。

30年の仕事の中で、知識と経験を残した仕事は多い。 これらの作品の中で、アラメダ・セントラルの正面に位置するシェラトン・セントロ・ヒストリコ・ホテルと、世界的にいくつかの賞を受賞したボスケス・デ・ラ・ロマスに位置するカサ・デ・メディタシオンを挙げれば十分だろう。 また、1960年代に建築家ホセ・ビジャグランが設計したボリビア・ビルディングなど、遺産的価値の高い作品の修復やリサイクルにも携わっている。 この作品は広く出版されている。