約 エドゥアルド ソウト・デ・モウラ

エドゥアルド・ソウト・デ・モウラは1952年、ポルトガルのポルト生まれ。 故郷の美術学校で美術を学び始めたが、やがて建築家に転身。 ソウト・デ・モウラは、チューリッヒでの彫刻家ドーナル・ジャッドとの出会いがこの変化をもたらしたとしている。 学生時代には建築家ノエ・ディニスやアルバロ・シザのもとで働いた。

ポルト文化センターのコンペで優勝し、独立した建築家としてのキャリアをスタートさせた。 ローザンヌやチューリッヒ、ハーバード大学(米国)に何度も招かれ、講演やセミナーを行っている。

花崗岩、木材、大理石、スチール、レンガ、コンクリートなど、ミースからの影響と賞賛を受け、彼の作品は素材の絶妙な使い方が特徴的で、そのデザインには驚くほどの色彩が用いられている。 ソウト・デ・モウラは、「絶滅危惧種や保護種の使用は避けている。 私は、木材の使用は控えめにし、使用したら森林に植林することを信条としている。 木材は最高の素材のひとつだから、使わなければならない……」。 ソウト・デ・モウラは2011年にプリツカー賞を受賞している。