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1939年ニューヨーク生まれのアメリカ人建築家ロバート・アーサー・モートン・スターンは、作家でもあり、イェール大学建築学部長でもある。

彼の作品は一般的にポストモダンに分類されるが、より有用な分類としては、文脈と伝統の連続性を特に重視することだろう。 彼は「ポストモダニズム」という言葉を最初に使った建築家かもしれないが、最近では「モダン・トラディショナリスト」という言葉で自分の作品を表現している。

コロンビア大学(ニューヨーク州)とイェール大学(ニューハンプシャー州)で学び、1966年にはニューヨークのリチャード・マイヤーのもとで働き、同市の都市計画プログラムをいくつか設計した。 1969年から1977年までジョン・S・ハグマンのパートナーを務め、1977年から独立。

彼の建築家としての仕事は、3つの段階に分けることができる。最初の段階は、1965-7年のワイズマン・ハウスから1973-4年のプール付き住宅まで。 特に抽象的なスタイルで、複雑な空間形式主義を探求した時期。

第二段階は、1973-4年のワシントンのラング・ハウスから1983-5年のマサチューセッツ州フラミンガムのポイント・ウエスト・プレイス・オフィス・ビルまでで、主に古典的な伝統に依拠した歴史的引用と豪快な象徴主義のポストモダニズムを展開した。

最後に、第3段階は、1983-5年のラ・ホヤのプロスペクト・ポイントのスパニッシュ・コロニアルや、1983年のスタテン島のカッパーフラッグ・プロジェクトのジャーマン・コロニアル、ジョージアン、ギリシャ・コロニアルなど、よりアカデミックなスタイルの復興に焦点を当てた。

ロバート・スターンは、1990年のユーロ・ディズニー・スペース、1992年のニューポート・ベイ・クラブとシャイアン・ホテルなど、ユーロ・ディズニーの空間の多くを設計した。 受賞歴も長く、数多くのプロジェクトを手がけてきた。 著書に『New Directions in American Architecture』、『George Howe: Towards a Modern American Architecture』、『Modern Classicism』など。