マルセル・ラヨシュ・ブロイヤーは世界的に有名なモダニズム建築家・デザイナーで、インターナショナル・スタイルの代表的な提唱者の一人とされている。 1902年5月21日、ハンガリーのペーチに生まれたこの建築家は、ワイマールの有名なデザイン学校「バウハウス」の出身で、同校の家具工房で修業を積んだ。 1923年にバウハウゼンで開催された展覧会『ハウス・アム・ホルン』では、彼の最後のプロジェクトとなったドレッシングテーブルを含む、多くの家具デザインが展示された。 キャリアの初期には教師となり、かつて生徒だった学校の家具製作工房の責任者となった。 彼の初期の作品には、鋼管製の椅子「ワシリー」がある。 ハーバード大学大学院で建築を教え、後に自身の事務所「マルセル・ブロイヤー&アソシエイツ」を設立。 代表的な作品には、カス・グロピウス、ハガティ邸、パリのユネスコ本部、アトランタ中央公共図書館などがある。 1968年、オレゴン州ポートランドで開催された第100回年次大会で、アメリカ建築家協会からゴールドメダルを授与された。 1981年7月1日、米ニューヨークにて死去。